痛みが少なく安全性の高いレーザーを完備!
レーザー治療とは
レーザー光を目の中の組織に照射して行う治療法です。糖尿病網膜症に代表される眼底出血や網膜剥離裂孔などの網膜疾患に対し施行します。
レーザー治療を行う目的
糖尿病網膜症(とうにょうびょうもまくしょう)の治療
糖尿病によって網膜の血管がもろくなり、網膜に十分な血液が送れなくなってしまうため、網膜が酸素不足の状態になります。それによって視力が低下したり失明する恐れがあります。
レーザー治療では、視力にかかわる網膜の中心部分が酸素不足に陥らないように、それ以外の部分の網膜にレーザーを当てます。これによって網膜の大事な部分に必要な酸素を送ることができるようになります。
網膜中心静脈閉塞症(もうまくちゅうしんじょうみゃくへいそくしょう)の治療
網膜の血管が詰まり、血液循環が悪くなることで、異常な血管ができてしまったり、網膜の中心部分が水膨れになってしまいます。それによって視力が低下したり出血を引き起こす恐れがあります。
レーザー治療では、異常な血管ができる場所や水膨れの強い箇所にレーザーを照射します。これによって出血を予防し、水膨れを無くすことができます。
網膜裂孔(もうまくれっこう)の治療
網膜に空いた穴から、網膜の裏側に水が回り込むと網膜剥離になってしまう恐れがあります。
レーザー治療によって、空いた穴の周りをレーザー照射することで水が回り込まないようにして、網膜剥離を予防します。
網膜細動脈瘤(もうまくさいどうみゃくりゅう)の治療
高血圧などによって網膜の動脈硬化が起こり、血管に瘤(こぶ)ができます。できた瘤は弱くもろいため、破裂して出血を起こすことがあり、急激な視力低下につながります。
レーザー治療によって、瘤をつぶすことで血管の弱い部分がなくなり、出血を予防します。
当院のレーザー治療について
当院では、様々な眼底疾患に対してレーザー治療を随時行っております。安全性が高いレーザー装置を完備しております。通院で目薬の麻酔のみで施行し、治療時間は疾患によって異なりますが、数分~15分程度になります。